![]() | 「天才! 成功する人々の法則
」はよくある自己啓発本チックなビジネス書で成功本として読むとちょっとしんどい感を受ける本です。しかし、子育てにたずさわる(特に子どもの教育に感心の高い)親の視点で読むと面白い発見がたくさんあります。 |
たとえば、「1万時間の法則」などが面白い。
世界で一流と呼ばれる人たちの練習量の法則をここで紹介しているのです。
ここからは文章を考えるのが面倒なので引用で失礼します・・。 (しかもブロガー文章の引用・・ヤル気なさすぎか??)
たとえば音楽学校でバイオリンを学んでいる生徒を、ソリストになりそうなグループと、プロオケでやっていけそうなグループ、そしてプロオケは無理でも音楽の先生になりそうな3グループにわけて練習量を比較するという調査を行うと興味深い事実がわかるのだそうです。 全てのグループでバイオリンを始めた平均的な年齢は変わらず、「スタートが早かった」効果はグループでみると無視できました。それに対して練習量は、他のグループは同じ年齢で 8000 時間、あるいは 4000 時間にしか達していなかったのに対して、ソリストになりそうなグループは計10000時間ほど、一週間の練習量も他のグループよりも飛躍的に高かったのです。 面白いのは、彼の調査によると「練習をせずに天才的才能を発揮する」人も、「いくら練習をしても上達しない人」の両者も見られなかったのだというところです。
さて、本書では時代の寵児と呼ばれた方々も紹介されていますが、そういった方々(ビートルズやビルゲイツ・・・)は、これらの1万時間の積み上げ(推測の域をでてないけど)とさらに「ラッキーな偶然」が重なって世界で誰が名前を聞いても「ああ、あのすごい人」になっているんだそうです。
そういう、ラッキーな人はちょっと小脇においておいて、神童と呼ばれたモーツァルトも引き合いにだされていました。
モーツァルトは実は遅咲きの作曲家だというのです。
モーツァルトは6歳から作曲をはじめ、高く評価されたピアノ協奏曲「ジュノム」(K271)を作曲したのは21歳の頃。また、音楽評論家のハロルド・ソーンバーグはモーツァルトは作曲を始めてから傑作を予に送り出すまで20年以上かかっていると言っています。
これが「遅咲き」の理由なのだそうです。
本書ではこれまた推計値での話しですが、、
不世出の天才モーツァルトでさえ、本来の才能を発揮するのは作曲時間が1万時間を過ぎた後なのだ。訓練は優れたレベルに達した後ではなく、優れたレベルに達するために行われる。
天才! 成功する人々の法則本文より引用
さらに続きます。
もちろん、1万時間とは途方も無く膨大な量の時間だ。10代の後半までに、自分だけの力で1万時間をクリアすることは、ほぼ無理である。両親の励ましや支えが必要になる。
さて、ここからが本題。1万時間の法則と幼児からの英語をはじめる意義についてです。
ここでは、「才能ある人」がその才能について「1万時間練習したら」一流になれる、ということについて述べられています。(「天才」になるには、さらに他にも条件がつくので、ここでは「一流」という表現にしました)
しかし、ここでは英語、第2外国語の習得におきかえてみようかと思います。
言語の習得には才能は必要でしょうか??
才能に恵まれないと言語が習得できない・・・ということはありません。必要に駆られれば言語障害等が無い限り言語の習得は誰でも可能なことだと思います。
まずは、みなこの点で「言語習得」のための最低限の「才能」については条件はクリアしていると思います。
ということは、幼児から英語(第2外国語)を始める意義というのは、その1万時間に比較的早い段階で到達できるということではないでしょうか?
たとえば、こんな計算↓
1日2時間×365日=730時間
1万時間÷730時間=約14年
-----------------------------------
1日3時間×365日=1095時間
1万時間÷730時間=約10年
1万時間÷730時間=約14年
-----------------------------------
1日3時間×365日=1095時間
1万時間÷730時間=約10年
たとえ、3歳、4歳ごろからはじめたとしても、高校卒業までにこの1万時間を達成することができます。
でも、1万時間達成って大変ですよね。とにかく続けられるということ自体が才能だと思うのはわたしだけでしょうか?
最初は親のエゴでもできますが、本人が成長してくると、このことに「楽しみ」や「意義」それから「好き」を見出さないと到底達成はできないでしょう。
でもこれを逆手にとることもできます。
幼児期はとにかく好奇心旺盛で、ちょっとした外からの刺激で、本人の興味のドアはさまざまな方面に自然と開いていきやすいのではと感じます。
この時期に本人に意義を見出してもらう・・というのは難しいですが、楽しさを提供するのは比較的簡単ではなかろうかと思うのです。
次に「意義」と「好き」です。
「意義」はやはり、習得したことを使ったらこんなことができたという体験から見出されるものではないかと考えます。
その後「好き」は自然とついてくるものではないかと思います。(もしくは本人の最初から持つ「好き」というパターンもあるかもしれません)
一流でもなんでもない、私の話で恐縮ですが、ここからは体験談です。
OL時代エクセルだけは得意でした。何で得意になったかと言うと、会社で人がどんどん辞めていく(辞めさせられていく)中、会社は「うちは少数精鋭ですから」と勝手に言い出し(笑)、仕方なく「精鋭」になってしまった私は業務の効率化という課題を常に抱えていました。
ちょうど入社時にエクセル講習を1時間受けられたのはラッキーでした。
その後、エクセル使いこなせたら仕事が速く終って定時に帰れるぞ!!
ということを発見し、これは先行投資だ!!と思って定時にあがった後、だれもいない会議室の古いMACに入っていたエクセルソフトと本社の方々が作ったと思われるさまざまな業務用ファイルと睨めっこしながら、同じものを作っていました。
その後、使い難い店舗の先輩社員が作ったエクセルフォームをどんどん改善してできるだけ、シンプルステップかつスピーディな方法を模索し、最終的にはPOSシステムを開発した会社の社員をよびだしてPOSシステムデータからのデータの引っ張り出し方などを聞いて、在庫・発注管理をアルバイトでもできるレベルまでマニュアル化していきました。
(10年前、店舗ではPOSデータをデータとしてひっぱるという発想がなくって、POSシステムから帳票を出力してそれをまた手入力するというナンセンスなことをやっていたのです)
結局、社員はどんどん少数精鋭になっていくばかりで、わたしは定時に帰れたかと言うとそうではなかったのですが(笑)
おかげさまでエクセルだけは上達し、システムを使って業務を効率化するという観点からシスアドの資格も取得しています。
こうして「意義」を見出すとだんだん、面白くなって「好き」になり没頭してしまうという体験談でした。これが語学でもできていればよかったのでしょうが(苦笑)
ちょうど入社時にエクセル講習を1時間受けられたのはラッキーでした。
その後、エクセル使いこなせたら仕事が速く終って定時に帰れるぞ!!
ということを発見し、これは先行投資だ!!と思って定時にあがった後、だれもいない会議室の古いMACに入っていたエクセルソフトと本社の方々が作ったと思われるさまざまな業務用ファイルと睨めっこしながら、同じものを作っていました。
その後、使い難い店舗の先輩社員が作ったエクセルフォームをどんどん改善してできるだけ、シンプルステップかつスピーディな方法を模索し、最終的にはPOSシステムを開発した会社の社員をよびだしてPOSシステムデータからのデータの引っ張り出し方などを聞いて、在庫・発注管理をアルバイトでもできるレベルまでマニュアル化していきました。
(10年前、店舗ではPOSデータをデータとしてひっぱるという発想がなくって、POSシステムから帳票を出力してそれをまた手入力するというナンセンスなことをやっていたのです)
結局、社員はどんどん少数精鋭になっていくばかりで、わたしは定時に帰れたかと言うとそうではなかったのですが(笑)
おかげさまでエクセルだけは上達し、システムを使って業務を効率化するという観点からシスアドの資格も取得しています。
こうして「意義」を見出すとだんだん、面白くなって「好き」になり没頭してしまうという体験談でした。これが語学でもできていればよかったのでしょうが(苦笑)
パソコンも語学もツールだからさほど変わらないようにも思えます。
もしかしたら、エクセルVBAを見てもさほど苦にならなかったのは語学をやっていたからなのかもしれません。
というわけで、今は、「こどもたちの『好き』」を探しつつ、英語で楽しさを感じる体験ってどんなことだろうって考えつつ、英語のおかげで自分の好きなことの世界が広がった・・・そんな体験を子どもたちに提供できないだろうかと模索しています。
ついでに1万時間の法則、わたしも便乗させてくださいね。こどもたち^^
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たとえセンスがあっても、長い時間かけてコツコツと練習をしていかなければ才能を発揮できない。1万時間という数字はわからないけど「10年はやれ!」ってことですね(^^)
その10〜15年の内に家庭英語での親子の関係も変化してきてしまうでしょうし、私も「こどもたちの『好き』を探しつつ、英語で楽しさを感じる体験」をさせていきたいと最近特に考えています!
それを見つける方が、英語を教えてあげる事より難しいのですが(^^;)
タイムリーな記事をありがとうございます(^0^)/
「楽しい!」「好き!」という思いがあれば、どんな形にせよ継続していくことが出来ますよね。
英語を学ぶ意義は子供自身が見出すもの・・・。納得です。
私は英語そのものは大して教えてあげられないけれど、一緒に楽しむ姿勢と、子供自身が意義を見出せるように出来る範囲でサポートする気持ちを忘れないようにしたい、と改めて思いました。
何かに精通するにはやはりそれなりの努力が必要なのですね。
それを楽しく続けることができるようサポートする、それは親の努力のしどころでしょうか。
本でもいいし、語りかけでもいい。英語を話すお友達をみつけてやったり、興味あるものを英語で紹介したり。。。とにかく英語スイッチに切り替わる時間をながくしてやれたら本望ですね。目標は10年後!
わが家はいまから10年たったら上の子は中学生です。その間めまぐるしく生活スタイルはかわるだろうから、続け方考えちゃいますね。
苺ママさんのおっしゃるとおり「「こどもたちの『好き』を探しつつ、英語で楽しさを感じる体験」」を提供するって考えていると難しいです。でも、こどもたちを見て気がついたことをとりあえずやっていこうと思います。
コメントありがとうございます。ケイさん。
お役に立ててうれしいです^^
皆さん悩むところは同じなんですね!!
「サポートする気持ちを忘れない」
ケイさんに同感です。押し付けにだけはなりたくないといつも思います。
大人は意義を理解していてもその伝え方が難しいですね。
子育てと同じく紆余曲折、右往左往?、しつつも一つの「芯」を貫きたいです
どうしても、すぐの結果を求めてしまいそうになりますが、やっぱりせっかく幼児期にはじめたのだから10年スパンの長い目でいきたいところですね。
>英語スイッチに切り替わる時間をながくしてやれたら本望
これ、どうやったら英語スイッチになるんだろう??っていっつもフシギに思います。こどもたちって気まぐれだから、こちらが不自然に求めるとプイッってキレイに無視されちゃいます(笑)