HOME > 国語よみかき > 音読と『声に出して読みたい日本語』のこと

音読と『声に出して読みたい日本語』のこと

記事『声に出して読みたい日本語』の続きを読む 目次
KENの変化
KENの日本語の発語は3歳〜
『声に出して読みたい日本語』のこと


『声に出して読みたい日本語』の詳細をアマゾンでチェックする


KENの変化


    実は、親子英語をはじめてからKENに変化がありました。

    英語にはあまり関係がなくて恐縮ですが、今回は日本語に対するKENの変化です。


    KENが幼稚園入園と同時にORTをスタートしたのですが、その時からわたしが『気をつけて実行していること』は、
      こどものかけ流しを親であるわたしがシャドウイングする
    つまり、ORTの音声を流したらわたしがその後について英語をリピートしていくようにしています。

    これは、こどもにもシャドウイングやリピーティングのマネをしてもらいたいためです。

    そして、この目論見は成功して上の子KENはORTやドーラを録画したものから音声だけ抜き取ったものを書け流すとブツブツとシャドウイングしています。

    そして、なんと、このシャドウイングを絵本(日本語)のよみきかせでも彼は実行するようになりました。おもしろいです。


KENの日本語の発語は3歳〜


    KENはとても言葉の遅い子で、3歳までママやパパすらいいませんでした。すべて『あ!あ〜』の世界です。それでも何を要求しているのかすぐにわかったので、彼は不便がなかったようです。

    そして、3歳の誕生日、それはわたしにとって二つの記念日になりました。

    • KENの3歳の誕生日。
    • KENがはじめて『ママ』と言った日。


    待ちに待って、待ちくたびれていた一言でした。

    そうして、3歳誕生日を経てから急にKENの要求が複雑になってきて、『あ〜、あ〜』だけではわたしは何を要求しているのかわからなくなってきました。
    そのときわたしはしょっちゅう『なにがしたいんかわからん』とKENに言っていました。
    すると、2ヶ月もする頃には単語から二語文になり、3歳半ごろには『て、に、を、は』などの助詞が彼のことばに、ところどころ、間違ってはいるのですが、混じるようになりました。

    そうしているうちに幼稚園の年少さんにあがるのですが、そのとき、先生から、

    『KEN君はことばでは欲求を表せていないので、こちらがなんとなくこうしたいのかな??と察しているような状態です』

    と、言われていました。

    そんな状態だったから、おもちゃの貸し借りなどもできるはずもなく、言葉より先に手がでてしまい、お友達とのトラブルは多かったようです。

    (プレ幼稚園時代からずっとだったのですが、幼稚園の先生からよーく、よーく『プチお呼び出し』をいただいていました。)

    それが、6月ごろから様相一変。オモチャの貸し借りも上手にできるようになり、ケンカ仲間のAちゃんとも楽しく遊ぶようになったとのこと。そして、何よりも日本語を流暢な文章でしゃべるようになったことが親も幼稚園の先生もびっくりの1学期でした。

    たとえば、昨日、雷雨がひどかったのですが、パパが原付バイクで仕事から帰ってきたとき(もうその時は雨はやんでいました)、窓から顔をだして、

    『パパ〜、おかえり。さっき雷がすごかったね。雨にぬれなかった?大丈夫やった?』

    と、、あまりに普通の日本語やん、、と親ばか半分びっくりしてしまいました。

    幼稚園での刺激もあるのでしょうが、この1学期はこどものことばの成長にびっくりした1学期となりました。

声に出して読みたい日本語』のこと


    声に出して読みたい日本語は図書館でおもしろそうだな、、と借りてきた本です。
    よく、『にほんごであそぼ』でこどもたちが暗唱している日本の『名文』が掲載され、解説がついている本です。

    歌舞伎の名台詞や俳句、万葉集、詩、早口言葉、落語、唱歌、漢詩、純文学・・・等さまざまな分野からの『名文』がぎゅっとつまった1冊です。

    よんでみると、あーこれ、『にほんごであそぼ』でもこどもたちが暗唱してたなぁというものばかりなので、意外にも親近感がありました。

    やんわり、はんなり、そして、カクカクした、日本語の音や響きに慣れ親しむことができます。

    書評やクチコミを見ると、暗唱=暗記という解釈をされて、辛口な人が多かったのでびっくりしました。ある意味これは音楽的な感覚でよむとおもしろいのになぁと、、ちょびっとここで反論(^^

    暗記しようとするからおもしろくないんですよ。その響きや流れを音楽的に楽しもうとすれば結構楽しいとおもうのです。(控えめだけどもうちょっと反論)

    というわけで、こどもと一緒に楽しめそうな、早口言葉や落語を音読してみました。

    なまむぎなまごめなまたまご、あかまきがみ・・・
    →ややウケ。

    寿限無

    「じゅげむじゅげむごこうのすりきれかいじゃりすいぎょのすいぎょうまつうんらいまつふうらいまつくうねるところにすむところやぶらこうじのやぶこうじぱいぽぱいぽぱいぽのしゅーりんがんしゅーりんがんのぐーりんだいぐーりんだいのぽんぽこぴーのぽんぽこなーのちょうきゅうめいのちょうすけ」

    寿限無、寿限無
    五劫の擦り切れ
    海砂利水魚の
    水行末 雲来末 風来末
    食う寝る処に住む処
    やぶら小路の藪柑子
    パイポパイポ パイポのシューリンガン
    シューリンガンのグーリンダイ
    グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの
    長久命の長助

    出所はこちら

    • KEN4歳・・・大ウケ
    • YU-KA1歳・・大ブーイング
    という結果になりました。(笑)

    たしかに、1歳児にはおもしろくないのか??


    ※愛用MP3プレーヤーでその大うけ&大ブーイングの様子を録音したものの期間限定アップは終了しました。。

関連記事




にほんブログ村 英語ブログ 親子英語へ
お友達紹介できます。 ご希望の方は左記にご連絡ください。→ yutorimail☆yahoo.co.jpまで(☆を@にかえて)
http://www.internet-english-academy.com/iea_ex/shoukai_promo.html ←申込み時の初回登録費(3,600円)が無料になります。
ベネッセの幼児向け英語教材 ワールドワイドキッズ ←特典は図書カード2000円分です。





posted by sa-chi21 at 08年07月29日| edit | Comment(4) | TrackBack(0)
. HOME > 国語よみかき > 音読と『声に出して読みたい日本語』のこと
この記事へのコメント
暗唱イコール無理やり暗記させると
考えるから苦しいんですよね。
じゅげむなんて何度もおもしろいから読んで
ると、勝手に覚えますよね。うちの娘も
おもしろいので何度も口に出して言ってるうちに
覚えてしまいました。般若心経も唱えている
うちに覚えたのと同じで、音の響きを楽しむ
それでいいのだと思います。
無意識に右脳に刻んだ音は確かに忘れません。
ぶつぶつシャドーイングこれはいいです。
何かをしながらやると、もっといいです。
口から考えなくても出てくるぐらいになれば
ベストですよね。
Posted by まめっちママ at 2008年07月29日 15:32
まめっちママさんへ


>ぶつぶつシャドーイングこれはいいです。


そうなんですね。

ぶつぶつシャドーイングやっぱりいいんですね。自然とKENが続くようにこれからも強制せず仕向けるような形でやっていきます。肩をぽんとおしてもらってるようでアドバイス嬉しいです。

>無意識に右脳に刻んだ音は確かに忘れません。
>何かをしながらやると、もっといいです。

これ、納得いきます。実は『1日5分 頭がよくなる習慣』という本を読んでから、わたしも英語学習するときに右脳に焼き付けるように英語の例文を暗唱しているのですが、、(そしてなにかをやりながら)、いいですね。ほんと。頭と口に焼きつく感覚があります。

インプットとアウトプットと右脳を活性化させるのを全て同時に行う効果と方法がかかれた本でした。まめっちママさんとまめっちちゃんの幼児英語の成功を裏付けちゃうような本でした。

って、また最後は本の話ですが(^^;

こどものころからこういうのを実行できてればよかったのになぁと思います。→で、自分のこどもに実行している。。これもよくある親子のパターンかしらん。親にも誰にも仕向けられずに自分で気付いてやってるこどもは天才ですね。




Posted by sa-chi21 at 2008年07月29日 21:04
おはようございます。「四つ葉」です。
ブログへのご訪問とコメントをありがとうございました。

齋藤孝さん、一時期かなりはまりました!
長男が小学校2年生・長女が幼稚園生の頃からしばらくの間、毎日「声に出して読みたい日本語」を一緒に音読したり、興味の持てそうな文章を三色ボールペンを持たせて3人(私と長男と長女)でそれぞれ線引きしながら読んだり(笑)…今見返すと線引きした箇所って「何でここ?」と笑えるところも多いですが〜

難しいかなと思う文章でも、彼らはリズムと音を楽しんでいたので、ホント面白かったです。
その楽しんだ結果が「暗唱」であり、「暗唱」するために読むのではないところがポイントだと思います。
(古典は特にそうだと思うのですが)音楽的な流れを楽しめば良いと思います!sa-chi21さんに同感!
すり込まれていった文章は忘れないなと子供を見ていて思います。私自身は小学校5年生で覚えさせられた憲法の前文は今もスラスラ出てきます。これも意味を考えると止まるので、音とリズムでガーっと一気に暗唱するとうまくいきます。。。反射神経になってくる感じでしょうか。憲法じゃなくて、英語を音読させて欲しかったなあ〜とは思いますが(笑)

百人一首も同じ感覚で親子で同時期に覚えて、お風呂でクイズみたいにして出し合って遊んでいましたが、そういう小さい頃の記憶は今も彼らの中に残っていますね〜(大人の私の定着度は子供に負けます…)

漠然としか意味がわからなくても、リズムが良いと繰り返すうちに身につく…
英語の音読もこれと同じかしらと思って頑張ります。

TOEICを10数年ぶりに受けようと思っています。語彙力がなくなっているので、怖いですが…
何とか、あの頃の自分には追いつきたいです。。。sa-chi21さんのiknow勉強、じっくりと読ませていただいて真似してみようと思っています。sa-chi21さんのHPは、目から鱗。。。本当に勉強になることが多くて一気には読み通せません〜ちょこちょこ楽しませていただきます。

また遊びに来ますね。。
Posted by 四つ葉 at 2008年08月05日 09:14
四つ葉さんへ

おはようございます。訪問ありがとうございます。

三色ボールペンでみんなで線引きがたのしそうです!!あとから見返すとある意味『思い出』ですね。今回この本は図書館で借りた本だったのですが、よかったのでそのうち購入予定の本リストに加えました。

(我が家は書籍代は毎月決めているのでその予算に沿って順番に買い揃えているような状態です^^;)

こどもの記憶力はすごいなぁと思います。

『人間は子供のうちは単純な情報でも記憶できますが、年齢を重ねると意味のない情報を記憶することが難しくなります』

(プレジデント08.3.31号 42Pより医学博士 築山節さんのおことば)

これを目にして、こどもがさらーっと苦労なく楽しく暗唱しているのをみると納得してしまいます。

それにしても憲法前文の暗唱とは!!ご両親のどちらかが法律関係のお仕事だったんですか??四つ葉さん自信も行政書士さんだし。

TOEICも、お互いコツコツがんばりましょう↑↑
これからもよろしくおねがいします。
Posted by sa-chi21 at 2008年08月06日 05:54
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック